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Norwegian Dance music
-ノルウェー民俗音楽への招待①-
Written by emy
springar, springleik, pols etc...
4分の3拍子系のカップルダンス。地方によって呼び方(名称)が異なり、また、リズムにはそれぞれの方言があります。つまり、ある地域では拍子が均等に3分割されるけれども、ある地域では3拍子には感じられないほどゆらぎがあり、アクセントがどの程度強いかも、地域により異なります。
私が最初に習ったSpringleikはノルウェーの山間部のVågåやノルウェー西部のGranvinのものだったので、ゆらぎが少なくわかりやすかったのですが、その後Telemarkのものを初めて聴いた時には、一体どこに拍子の頭が・・いつの間にか曲が終わった・・・という感じでした。その後Telemarkの奏者にどこの地域のSpringarも演奏できる?と聞いたら、ここはできるけれどここは難しい、という返答があり、なるほどーーと思いました。
勝手に載せていいのか迷ったので、Norwegian Centre for Traditional Music and Danceという公式っぽいアカウントから、より上手だな、と思うものを選んでみました。地域差が大きいためひとつだけ取り上げるのは本当は適切でないので、ここからたくさんのYoutubeに飛んでください。色んな地域名を入れて検索すると違いが判って面白いです。
gangar, rull etc...
4分の2拍子系(あるいは8分の6拍子系)のカップルダンス。そもそも本当はこういう民俗舞踊を西洋の音楽理論で説明すること自体がややおかしいのですが、ノルウェー人は比較的「何拍子」という説明の仕方をしてくれる傾向にあります。
初心者にとっては比較的踊りやすいもののひとつですが、ノルウェー人には「外国人にとってはゆっくりすぎるし退屈でしょ?」って扱われたりもしています。実際若い子が好きこのんで踊っているところを見たことは今のところありません。
halling, laus
4分の2拍子系(あるいは8分の6拍子系?)のソロの踊り。もともとは男性が自分のかっこよさを魅せるためのもので、ノルウェー中で踊られています。こちらは小さな男の子にも人気です。
アクロバティックな動きが魅力で、高く揚げられた帽子を蹴り落とすことで男らしさや強さ存分に発揮しますが、優雅さも必要です。見た目よりもかなりハードな踊りで、終わるとダンサーはみんな汗だくになっています。
Polka, Vals, Reinlender, Mazurkaなど
他にも踊りの種類は上記のようなものがあります。初心者向けのワークショップではポルカもよく使用します。